神戸マルイで最終セールをのぞく。このジャージいいな、買おうかな、と思って棚に手を伸ばしたらその品を別の男性がつかむ。そのままレジへ持っていく。 こういうことって本当にあるんだな、と思う。

浅野さんの家で山中さんが「いまここにアンジェリーナ・ジョリーがおったら、絶対にくつろがれへんな」と言う。 皆が同意する。

三宮のセンター街を歩く。ホスト風の男が秋口を追い越していく。男は携帯でだれかと話している。その声が聞こえてくる。 「バズーカ？ バズーカはラフレシアに放りこんどいて」 いったいどのような状況なのか。

お好み焼きを作るとき両面に豚肉を敷くとべらぼうにうまい。

両親らと中華料理屋へ。本格的な店。周囲から聞こえてくるのは中国語ばかり。そこで「蚕」という文字の含まれたメニューを見つける。蜂の子みたいなものだろうか、と思って注文する。 あれれ、たくさんお茄子が出てきたぞ？ ――と思ったらすべてカイコ。 親指…

浅野さん、岩崎さん、山中さん、金子、村上、レツゴーの集う空間に睦月ムンクさんを招待する。ムンクさんは秋口の小説『いつか、勇者だった少年（朝日ノベルズ）』のイラストレーター。そして歴史にくわしい女性。 魚類を食らいつつ、山中さんがムンクさんに…

還暦を迎えた両親と『サンチアゴ』というボードゲームを遊ぶ。１晩に２回。かなり難しいゲームだが、両親は、なかなかに手強い。

西宮北口のホームで特急を待つ。ふと、自分は駅の天井を見上げた経験が少ないなぁと気づく。さっそく見上げる。複雑なパターンがそこにある。

週末の夕方をインターネットカフェで過ごす。漫画を読みふける。 男女の２人連れが隔絶されたペアブースに続々と入っていく。サラリーマン風の男性と女子大生風の女性。大学生風の男性と制服姿の女子高生。その他もろもろ。 なんとなく絶望する。

お気に入りのラーメン屋がある。その店はラーメンと日替わり丼のセットメニューを提供している。 あるときは分厚いチャーシューがたっぷり盛られたチャーシュー丼。 あるときは高菜丼。 あるときは鶏肉がたっぷり入った親子丼。 あるときは玉子丼。 差が大き…

スーパーのレジに並ぶ。前の男性とカゴの中身がかぶっている。少し高めの牛乳、少し高めの日本酒、やたらと安くなっていた『どん兵衛』。 なんとなく気恥ずかしい。どれか１つだけでも返しにいきたくなる。 ハッとなる。 これは噂に聞く「かぶり年」というや…