気のいい奴ら

 高専の同窓会に参加する。
 十数年ぶりに会った面々が「えっ作家やってんの? ほな本買うたるわ!」とその場でスマートフォンを活用、アマゾンで拙著を購入してくれて感動。
「これでおまえになんぼ入るん?」
「基本的には五十円ぐらい?」
「少なっ。ほなむしろ、いまこの場で百円めぐんだるわ!」
 というやりとりに笑う。
 心地よいひととき。